ミノキシジルは、もともとは1970年代後半にアメリカで経口の血管拡張剤として開発された成分です。
しかし、本来の血管拡張作用のほかに副作用として多毛症を起こすことが多く、研究の結果ミノキシジルが発毛に効果があることが臨床試験でわかり発毛する成分として外用薬として使われています。
アメリカではロゲインの名称で販売されていますが、日本では商標の問題からリアップとして発売されました。
それまでの医薬品の育毛剤としては確実な発毛は期待できるものではなくあくまでも頭皮環境を良くする程度のものでした。
ロゲインやリアップは医薬成分として発毛医薬品として認められており、このため薄毛に対しての治療やAGA治療に広く使われています。

一方アメリカでロゲインの発売当初は日本への個人輸入が盛んに行われていたこともあり、厚生労働省からの認可も比較的はやく行われミノキシジルを含んだリアップが国内で製造販売されており、基本的にはリアップもロゲインも同じ成分です。
しかしリアップは日本人に合わせて調整がされ、第1類医薬品として発売されている為薬剤師のいる薬局やドラッグストアでの購入が可能で、クリニックに行かずに手に入れることができるメリットもあります。
このことから発毛効果が唯一認められている育毛剤として誰でも利用が可能です。

ミノキシジルの作用は、明確には判明していませんが、わかっていることは毛母細胞を活性化させるというものです。
頭皮の血行を良くする場合ことで薄毛を解消できることは古くから知られていましたが、特に血管拡張剤としての作用がミノキシジルの場合には毛母細胞にマッチしており、そのため髪の毛の成長を促すことが考えられます。
なお、ロゲインやリアップなど外用薬の場合にはミノキシジルを濃くすれば効果が出やすいというものではなく、一定の濃度を頭皮で保つことが有効です。
頭皮にミノキシジルの成分があるほど発毛効果が持続すると考えられています。

ミノキシジルはフィナステリドとの併用がおすすめ

ミノキシジルの働きはあくまでも血行を良くすることで、ほとんどの人の場合に頭皮に塗布することで発毛を実感することができます。
しかし、これは前提条件として毛母細胞が正常な状態であるという必要があり、もし毛母細胞が正常ではない場合には思ったような効果を得ることができません。

特に男性ホルモンによって引き起こされるAGAの場合にはミノキシジルだけでは十分な効果を得ることができないケースがあります。
このためミノキシジルで十分な効果が得られない場合にはフィナステリドを併用するのがおすすめです。

フィナステリドは、前立腺肥大症の治療薬として開発されたものですが、やはり副作用に増毛があり研究の結果、特定の男性ホルモンが薄毛の原因であることがわかりました。
フィナステリドはその男性ホルモンの生成を阻害することで抜け毛の原因を取り除くことができ、そのためにAGA治療薬として発売されています。
フィナステリドのAGA治療薬としてはプロペシアの名称で販売されていますが、現在ではプロペシア以外にもさまざまな種類のAGA治療薬が使われています。

一般にAGA治療ではミノキシジルとプロペシアを併用して行えば高い発毛率が期待できます。
理由としてはプロペシアによって抜け毛の原因を取り除くことで毛母細胞を正常化させます。
その正常化された毛母細胞にミノキシジルが働き活性化させ毛を成長させるからです。
どちらか一方を使っても十分な発毛効果を得ることができますが、併用することでより確実な薄毛の状態を改善することができます。

ただしフィナステリドに関しては処方せん薬であるためミノキシジルとは異なり、クリニックでしか手に入れることができません。
ですがクリニックではミノキシジルを含んだ外用薬も同時に処方してくれるので、より確実に薄毛や脱毛を治療することができます。