AGAという言葉が普及している昨今、薄毛の原因も研究が進み解明されてきました。
AGAの脱毛症状が現れるメカニズムを知る事により、薄毛を予防・改善する可能性が高まっています。
そもそもAGAの脱毛メカニズムはどのようなものなのでしょうか。

男性ホルモンであるテストステロンが還元酵素である5αリダクターゼによって活性化します。
それによりジヒドロテストステロン(DHT)という強力な男性ホルモンになります。
その強力な男性ホルモンであるDHTが毛乳頭にあるアンドロゲンレセプターと結合する事で、TGF-βという成長抑制因子発生します。
この因子が髪の毛の成長を抑制するので毛母細胞の細胞分裂を阻止してしまいます。

毛母細胞の細胞分裂が停止してしますので、髪の毛が成長せず細くなり、抜けてしまうのがAGAの脱毛メカニズムです。
着目するのはDHTの生成を抑制する事で、成長抑制因子を発生させない事です。
そこでAGA治療に使用されているのがプロペシアです。

プロペシアは5αリダクターゼの活性化を抑制します。
それによりテストステロンと結合できなくなり、DHTが発生しないメカニズムです。
プロペシアは日本国内では医療機関でしか処方されません。薬局の薬や育毛剤等の塗布剤にも含まれていません。
必ずAGA専門の病院や扱っている皮膚科等の医院で、AGAであるか否かの検査を受ける必要があります。AGAと診断されると処方されます。
または、プロペシアを通販で購入し、入手する方法もあります。

プロペシアの効果が出るのには個人差がありますが、臨床試験では3年間服用した方は8割方薄毛が改善されています。
プロペシアは5αリダクターゼII型の抑制に高い効果があります。
効果がない場合は5αリダクターゼI型であったり、AGAが原因ではない薄毛の可能性が高いです。
薄毛全てがAGAが原因ではないという事です。
だからこそ、改善薬という話が先に行き、AGAでない方が服用して副作用で困らない様に、薬事法で医療機関しか処方されない様に定められたのです。

初期脱毛は必ず発生するもの?

プロペシアでAGA治療を始めると、薄毛改善の為に服用しているのに逆に毛が抜ける事があります。
これを初期脱毛と言います。
臨床試験では服用開始して1週間から2週間程で初期脱毛が始まり、2~3か月続く場合があると報告されています。
これは自身のヘアサイクルが改善されている兆しであり、初期脱毛が起こっても悪い影響が出ているというわけではありません。

ヘアサイクルは一般的に成長期・退行期・休止期のリズムです。
成長期は基本的に3年程の期間ですが、DHTで毛母細胞の細胞分裂が阻害される事で、この成長期が短くなります。
DHTによる阻害をプロペシアの効能で抑制する事で、毛母細胞はダメージを受けていた頃より正常に回復していきます。
それにより今までのヘアサイクルが正常になる事で古い毛が一旦抜ける現象が起こります。

初期脱毛はヘアサイクルを正常にする過程に起こる事なのです。
この初期脱毛は必ず起きるかと言えば、その確率は個人差があると言えます。プロペシアを作っているメルク社でも初期脱毛についてはデータを出していません。
体験者の口コミでも初期脱毛があった方や気づかなかった方もいます。その為、明確に必ず発生する、または発生確率は何%とは言えない現象です。
プロペシアの効能やメカニズムがヘアサイクルの正常化である事から、この初期脱毛が起こる事は確実と言えます。

ただしその抜け毛の量は個人差があり、気づかない程度である方も多くいます。
それでも普段からの抜け毛予防を心がけていないと、服薬治療も効果はありません。
頭皮環境を清潔にしたり、脂っこい物を食べすぎたり、喫煙したりと抜ける原因を作らない事も大切です。
初期脱毛は抜け落ちる寸前の毛をどけて、新しい正常なヘアサイクルの髪の毛を作るスペースを空けてもらう形です。
発生しても慌てず、まずは続けてみる事です。